奈良の宿大正楼

聖林寺

子安延命地蔵菩薩が聖林寺本尊

聖林寺は奈良時代に談山神社の別院として創建されました。

聖林寺にある国宝の十一面観音立像は、抜群のプロポーションを持った天平彫刻の最高傑作です。 本堂に入ると、まずは巨大な石の地蔵さんが祀られています。
この子安延命地蔵は、安産や子授けの霊験で知られ、聖林寺のご本尊でもあります。

聖林寺 聖林寺

小高い場所にある聖林寺山門と、本堂前に建つ十三重石塔。

聖林寺の国宝 十一面観音菩薩は、第一回の国宝指定を受けたオススメの仏像として知られます。 本堂上の観音堂に手厚く祀られ、数多くの仏像ファンが集う聖地となっています。

聖林寺十一面観音の見所と拝観案内

大和盆地の景色が楽しめる聖林寺

冬の聖林寺境内では、ナンテンや千両、万両の実が鈴生りになっています。
門前からは奈良盆地の景色も見渡せ、観光客にも大変喜ばれています。本堂横の縁側からは三輪山や箸墓古墳などの景色が広がり、いにしえのロマンに浸ることが できます。子安延命地蔵や十一面観音にばかり目を奪われがちですが、聖林寺の隠れた見所として大和盆地の景色を挙げておきます。

西陣織で再現された十一面観音の光背復元図

聖林寺の国宝・十一面観音には光背がありません。
ヒノキで作られた十一面観音の光背は、長い歴史の中で破損が進み、奈良国立博物館にそのごく一部が現存しているのみと伝えられます。

聖林寺十一面観音立像 聖林寺十一面観音の光背

聖林寺十一面観音立像と、西陣織で再現された十一面観音の光背。

光背不在という現状の中で、天平時代の光背を復元しようという話が持ち上がり、めでたく西陣織で再現されることになりました。 常時拝観できるわけではありませんが、十一面観音の歴史を物語る貴重な復元図です。 見学の際には、光背の文様の間に隙間が多い点や、後光を表す光背の中心が頭と体の2箇所にある点などに着目してみると面白いかもしれません。

聖林寺のおすすめ観光ルート

聖林寺界隈の観光ルートとしては、JR・近鉄桜井駅からバスで安倍文殊院~徒歩15分ほどでメスリ山古墳~徒歩15分ほどで聖林寺~ バスで談山神社~バスで桜井駅というのがおすすめコースとなります。

私どもの料理旅館大正楼は、JR三輪駅から徒歩1~2分の距離にございます。
JR三輪駅から桜井駅までは約3分の所要時間です。
お車でも聖林寺までは約10分ほどでアクセス可能です。

聖林寺を含めた奈良観光の後は、三輪駅前通りの大正楼でご宿泊頂けます。

<住所> 奈良県桜井市大字下692

<拝観料> 400円

<交通アクセス> JR桜井線・近鉄大阪線桜井駅よりバス談山神社行き聖林寺前下車徒歩3分