奈良の宿大正楼

仏像鑑賞

仏像の見方 仏像鑑賞の知識

奈良観光へおでかけする前に、仏像の見方や仏像の謎について予習しておきましょう。仏像は主に如来、菩薩、明王、天の4種類に分類されます。

仏像の中でも、修行を完成し、宇宙の真理を悟った者、すなわち仏陀が如来ということになります。 右肩を出し、薄い法衣をまとった姿のものが多く、装身具は身に着けていないのが一般的です。頭の上が盛り上がっているのは 智恵が詰まっているからと云われています。

仏様はインド発祥なので、頭髪は縮れ毛です。三道といって、喉には3つの筋があります。 仏様のお体は金色に輝いていることから、その光を表す光背も特徴的です。

禅定印 お地蔵様

深い瞑想を表す禅定印と、三道の見られるお地蔵様。

仏様が何を考えていらっしゃるかを表す手のサインである印相には様々な思いが込められています。

仏像の種類をマスター

悟りを開いた如来の種類を解説

如来は菩薩を従えた三尊形式で安置されていることが多いですね。如来には釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来、大日如来があります。

釈迦如来は歴史上の存在としての釈迦を、仏教上に位置づけたものです。 三尊形式の場合は、普賢菩薩と文殊菩薩を従えることが多いとされます。

薬師如来は病苦を救う仏様として信仰されてきました。 阿弥陀如来は死後の世界である西方浄土を主催する仏様です。大日如来は密教における最高の仏様として、国や人を守ってきました。

如来の他にも、温厚な表情で宝冠や装身具で身を飾っている菩薩、武器を手にして激しい憤怒の表情で魔性を威圧する明王、 仏教の守護神で強大な武力を持つとされる天があります。

人気の仏像・菩薩の種類をご案内

菩薩にも4種類があり、、千手観音や十一面観音など33の姿に変化して人々の悩みを全て聴き取り、 救いの手を差し伸べるという観音菩薩や学業成就で知られる文殊菩薩、弥勒菩薩、地蔵菩薩があります。

明王では不動明王や愛染明王が有名ですよね。天では金剛力士像や四天王がよく知られています。

阿修羅など国宝級の仏像が勢ぞろい!