奈良の宿泊施設大正楼

般若寺

コスモスや水仙が咲く国宝楼門の寺

国宝の楼門、重文の十三重石塔、コスモスや水仙の名所で知られる般若寺をご案内致します。

急こう配の般若坂を登った所にある般若寺は飛鳥時代の創建と伝えられます。 平安時代に衰退しましたが、鎌倉時代になって西大寺中興の祖である叡尊とその弟子の忍性が再興に力を注ぎました。

国宝の楼門 般若寺 般若寺に咲く桜

国宝の楼門と、般若寺境内に咲く桜。

楼門は平重衡の南都焼き討ち後に造られました。二層の入母屋造り、均整のとれた端正なフォルムで知られる国宝です。 楼門の前は車の往来する道になっていて、こんな場所に国宝が建っているのかと奈良の懐の深さを改めて思い知らされます。

般若寺の見所

般若寺の笠塔婆と十三重石塔

笠塔婆は十三重石塔を造った伊行末の息子の行吉(ゆきよし)の作と伝えられます。

笠塔婆 般若寺 十三重石塔 般若寺

2基の笠塔婆と、重文に指定されている高さ14.2mの十三重石塔。

亡父の供養と母の無病息災を願って造られた 石塔で、高さは約5mにも及びます。それぞれに阿弥陀三尊、釈迦三尊の梵字が彫られており、十三重石塔同様に国の重要文化財に指定されています。

十三重石塔は我が国最大級の多重石塔として有名です。

南都焼き討ちに遭った東大寺の復興のために来日していた宋の石工・伊行末らによって建長5年(1253)に造られました。 花崗岩が使われており、高さ14.2m、重さ80tのスケールで境内にそびえたちます。 十三重石塔の下部四方には、薬師如来、阿弥陀如来、釈迦如来、弥勒如来が美しいタッチで彫られています。

般若寺の拝観料とアクセス方法

般若寺の拝観料は400円。駐車場は無料です。
般若寺へのアクセスは、JR奈良駅よりバス青山住宅・州見台八丁目行き般若寺下車徒歩5分となっています。

般若寺と双璧を成すコスモスの名所~安倍文殊院