奈良の旅館大正楼

大和スイカ

大和スイカの種

大和スイカの種は今でも全国各地から求められ、それぞれの地方で別名が付けられています。奈良はスイカの種の供給地として健在なのです。

スイカの原産地は熱帯アフリカと云われます。
日本に伝来して、約500年前には大和平野に広がったとのことです。オランダから海のシルクロードを渡り、琉球から薩摩へ、 そして大和へ渡ってきたと云われています。西の方から来たことから、西瓜と漢字で表記されます。

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大和スイカの歴史

奈良県農業試験場での栽培研究

スイカは初めウリとして野菜扱いをされ、あまり美味しいものではありませんでした。
明治末期に奈良県農業試験場で本格的に栽培の研究が行われ、品種改良を重ねて滋味あふれる大和スイカが出来上がりました。

一昔前の大和平野は、一面にスイカ畑だったといいます。
初夏に果実が大きくなる頃、見張りの番小屋がところどころに見られました。

奈良漬用のスイカ

奈良漬には直径6センチぐらいの小さなスイカが用いられますが、これは一番成りを大きくすると後のものが駄目になるため、摘み取って奈良漬にするのです。

スイカにはビタミン類が少なく、カリウムが多いので、塩を付けて食べるのはナトリウムを補う意味で合理的な食べ方なのです。 リキュール酒の「コワントロウ」を少々振り掛けると、一層美味しく頂けます。