奈良の宿大正楼

信楽焼の陶器風呂

三輪山伝説の浴室モザイクタイル

信楽焼の陶器浴槽を二据え揃え、浴室内を三輪山モチーフの巨大アートタイルで飾ります。

手ひねり成型の大小丸型風呂は、重量感に満ちた信楽焼製です。

陶器風呂は粘土手捻りから成型、乾燥、窯入れ・本焼きの工程を経て完成に至ります。陶器風呂を成型した後、 20~30日の間自然乾燥させます。さらに2日ほど、乾燥室において完全乾燥のプロセスを踏みます。 そこから陶器風呂に排水栓などの穴を開け、釉薬を吹き付けていきます。窯に入れて種火を付け、3日かけて焼き入れを施します。 本焼きの後は、1日かけて冷まし窯から取り出します。

信楽焼の陶器風呂

信楽焼の陶器風呂。

浴室内の照明には、桜や千鳥のデザインがよく映えます。モザイクタイルの右下に目をやると、なでうさぎや夫婦岩が嵌め込まれています。 陶器浴槽の波打つ紋様、タイル絵の外枠を囲う波紋が癒しの空間を演出します。

三輪山の神にまつわる神婚説話

三輪の地名由来!活玉依姫と苧環杉

三輪山の麓にある料理旅館大正楼。

場所のオリジナリティを生かすため、三輪の地にちなんだ浴室タイルを採用しています。
古事記や日本書紀にみえる「三輪山伝説」・・・活玉依姫のもとに夜ごと訪ねて来る男がいたと云います。やがて姫は身籠ります。 男の素性を怪しんだ両親は、糸を通した針を男の衣の裾に刺すことを姫に提案します。翌朝その糸を辿って行くと、三輪山の神社まで続いていたというお話です。男の正体は他ならぬ三輪の神であり、糸巻きである苧環(おだまき)が三巻き余っていたから三輪という地名が付きました。

三輪山の浴室アートタイル

三輪山伝説を題材にした浴室アートタイル。

三ツ鳥居を中心に、赤糸伝説を体現するおだまき杉も描かれています。箸墓古墳や白蛇、ささゆり、二上山なども配し、風土に根差したタイルアートとなっています。

シャワーブースも新設

インバウンドの増加に伴い、外国人観光客向けの浴室設備を整えました。
新たにシャワー用パーティションを設け、オーバーヘッドシャワーを導入しています。もちろん、外国人旅行客のみならず どなたでもご利用頂けます。

浴室の壁や天井には、保温性の高いフクビバスパネルを使用。床材には衝撃吸収に優れたあんからプラスを用い、モザイクタイルを 照らす浴室灯(スポットライト)には、破損による飛散防止のためガードコーティングを施したガラスパネルを採用しています。

当館の浴室には、陶器風呂と国産桧風呂がございます。

当日の男女比により、男風呂と女風呂の割振りになります。ご入浴時間は、概ね17時~22時となっています。 誠に恐れ入りますが、翌朝のご入浴は出来ません。翌朝はシャワーのみでしたらご利用頂けますが、その際は必ず係の者にご利用時間をお知らせ下さい。 お手数をお掛け致しまして誠に申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願い申し上げます。