奈良の宿泊施設

宇太水分神社

水の信仰に支えられる宇太水分神社

宇太水分神社の観光ガイド情報です。

奈良県内には吉野水分神社をはじめ、宇陀市内に鎮座する惣社水分神社、宇太水分神社(古市場)、宇太水分神社(下井足)、平尾水分神社など合計5つの 水分神社があります。

宇太水分神社の国宝 霊石

宇陀市菟田野区古市場鎮座の宇太水分神社と、境内の霊石。

水分(みくまり)とは「水配り」のことで、山野から流れ出る水を配分よく田畑に流すことを意味します。つまり、水の配分にまつわる神様ということですね。水は 太陽と共に人間の生活にとって、欠くことのできない貴重な資源です。その水への篤い信仰が感じられる水分神社。

スピリチュアルな空気漂う宇太水分神社

宇太水分神社に鎮まる霊石

古市場にある宇太水分神社の手水舎背後に鎮まる霊石。古くは雨乞い祈願の行われた神聖な場所であったと伝えられます。 宇太水分神社の霊山 高見山、雲かがりして降臨される水分大神を遥拝し、遠くは伊勢の大神日の神を拝する遥排石とされます。

宇太水分神社の拝殿 国宝の水分三座

宇太水分神社の拝殿と、水分三座が祀られる国宝の本殿。

天水分神、速秋津比古神、国水分神の水分三座

国宝の本殿では、天水分神(第一殿)、速秋津比古神(第二殿)、国水分神(第三殿)の水分三座を祀ります。大和国宇陀郡の水分大明神は 天照大神の分神で、垂仁天皇の時代に神託によって社殿を構えたと伝えられます。本殿は一間社隅木入り春日造り水分連結造り の古型で、外部の朱塗り部分には極彩色が施され、壁板には花鳥風月も描かれています。

宇太水分神社秋の例大祭

毎年10月の第3日曜日に催される宇太水分神社の秋祭り。

大名行列や勇壮な太鼓台が街を練り歩きます。宇太水分神社の男神に会うために、約6㎞離れた惣社水分神社の女神が神輿に乗ってやって来るという設定です。 半日かけて芳野川沿いを進み、周辺6地区から太鼓台1基ずつが出て、子供たちが打ち鳴らす太鼓の音が辺りに響き渡ります。

宇陀市観光に訪れたなら、是非とも参詣しておきたい由緒ある神社ですね。

室生寺、仏隆寺、大野寺、墨坂神社、八咫烏神社、 阿紀神社、龍穴神社等々、宇陀市内には数多くの人気寺社が散在しています。 静かな社に国宝が佇む宇太水分神社(古市場)は、その中でも特におすすめの観光スポットです。