奈良の旅館大正楼

室生寺

女人高野室生寺

奈良のお寺の中でも高い人気を誇る室生寺をご案内。

宇陀の山並みに抱かれるように佇む古寺は、女人高野の別名にふさわしく、どこか優しい典雅な雰囲気を漂わせています。 国宝の五重塔は屋外に立つ五重塔では国内最小、高さ16メートル余りです。
平成10年の台風で大きく損壊しましたが、今では見事に復旧して再びその美しい姿を見せています。

室生寺五重塔 室生寺のシャクナゲ

室生寺五重塔と、境内に咲くシャクナゲ。

真言宗室生寺の見所

初夏に開花するシャクナゲが綺麗な室生寺

室生寺は興福寺の僧の開基になりますが、徳川5代将軍の母である桂昌院が興福寺からの分離を命じた頃から、女人高野と呼ばれるようになりました。

室生寺はシャクナゲの他、紅葉の名所でもあります。
毎年、花の咲き乱れるシーズンには混雑が予想されます。アプローチ道路が細いため、渋滞が激しくなります。なるべくお車での移動は避けられた方が賢明です。 近鉄室生口大野駅からは自然歩道が通じています。

室生寺仁王門 鎧坂

仁王門で身構える仁王像と、フォトスポットの鎧坂。

朱色に生える仁王門の両脇には仁王像が佇みます。
梵字池に続く鎧坂を登ると、国宝の金堂が姿を現します。形の異なる石が連なって鎧坂を形成しています。鎧坂の上のほうに金堂が垣間見える光景は、 室生寺を象徴する撮影スポットにもなっています。

国宝仏像が拝観できる室生寺

金堂の釈迦如来立像など、国宝や重要文化財の仏像群も魅力的ですが、4月から5月にかけていっせいに開花するシャクナゲは寂びた堂宇を引き立てます。
ハナズオウもシャクナゲと同時期に咲き誇ります。

金堂の本尊である釈迦如来立像は国宝でございます。檜の一木造。堂内の諸尊より抜きん出て大きく、威厳のある相貌に堂々とした体躯は迫力満点!
流れるような衣文の線、衣に残る赤い色が印象的です。

奈良の奥深くに佇む室生寺は、山寺として独特の奥床しさを感じさせる名刹です。

拝観料:大人600円 小人400円
駐車場:近くの民間有料駐車場 8時~17時(冬期は8時~16時) 山寺ですので、冬は道路の凍結に注意しましょう。